20240430


石野卓球が推薦していてずっとウォッチリストに入ってたショック・ドゥ・フューチャーをみた。フランスのエレクトロシーンを描いた映画でシンセが見れて楽しかったけど映画としてはつまらなかった。ストラトのサドルがモダンなヤツだったし案外デティールは適当なのかもと思った。結構手間かかってそうな日本語の公式サイトがあったりしてマーケティングに金かかってそうだけどワケはわからない。

20240429


来世ではちゃんとします3をみた。1、2は面白かったのだけど、既にキャラの特性からのエピソードを使い果たしてしまった感があり蛇足に感じた。単純に脚本として百合周りは回収できていないように思うがこれは4を見据えてなのだろうか。

20240428


シンセ系のイベントで気になる人がいたので見に行ったが体調不良もありキマりきれず。
https://polaristokyo.com/schedule/20240428_bluemoment

ゲームさんぽの「続・デトロイト×精神科医」を見終えた。精神科医が"体癖"という独自の体型による性格分類でゲーム中のキャラを分析するくだりがあるのだがこれがが眉唾。ただ確かに言い得ていたなというシーンもあったのだけど仮にこの理論が正しかったとしても作り手が想定していない以上それが当てはまる理由はないわけでこのあたりキャラを作るうえでの定番の型みたいなのがあるのかなと思ったりした。後半はその話もあまりしなくなりゲームさんぽのコンセプトとしては全体的に微妙だったのだけど単純なゲーム実況として見てた。
ストーリーが分岐していくタイプのゲームの経験がなかったのでそれとしては面白かった。ストーリー自体は普通だったけど実際に自分で選択しながら進めていくと体験も違ってくるんだろうなと思うのでこの手の何かを実際にプレイしてみたいと思った。

20240424


リングフィットアドベンチャーを始めて2週間が経った。運動負荷ははじめ23に設定されていたが3日目にしんどすぎて15に下げた。当初は活動時間10分が限界だったが、何故か昨日から覚醒し昨日80分、今日50分やれた。昨日できなかったことができるようになる経験はあれどその逆は一度もなくて着実に成長を感じられるのが精神的によい。基本的にしんどいだけなのだがその後の達成感が癖になっていく感覚があってマラソンとか筋トレをしている人の気持ちも少し理解できた気がする。運動負荷を下げてしまっている状態なのが気分的にアレなので結果的に1日の活動時間が減ることになったとしても明日からは少しずつ増やしていって最終的にマックスにもっていきたい。

20240422


完全に忘却したので10年ぶりにメメントを見た。逆向きの時間軸で進む設定によってすべてが伏線になり、また記憶が無い状態を疑似体験できるというというのは改めて凄いと思った。この手のを安易に解説記事に頼ってしまうのもよくないなと思っていたので2周して自力で解決した。

20240421


電子書籍が読みたくて10インチのAndroidタブレットを購入した。Kindleのつもりだったけど調べてみると中国製の格安Androidが充実していてコスパ的にそちらの方が良かったのでその中で適当なのを買った。
最安クラス、10000円から15000円の価格帯でスペックとして気にしておくべきは以下。どれもゲーム用途には不十分なのでCPUはどれを選んでも大差ない。

  • Androidのバージョン
    この手のはアップデートがないのでAndroidのバージョンは案外耐用年数のボトルネックになりがち。最新の14がよい。
  • メモリ
    何故か実メモリに加えて仮想メモリと合わせたセコい表記になっているのできちんと実メモリを確認するべき。基本4GBだがたまに3GBが混じっている。
  • 解像度
    10インチなのでFullHD一択。ただスタンダードはHDという雰囲気。

なおこの辺りは各社差別化ポイントなのでこれを満たすものはサムネにその表記がある。逆に書いてない場合は満たさないと考えて間違いない。
購入したのは"Headwolf WPad5"なるものでAndroid14、メモリ4GB、fullHDで12999にクーポン3000円で実質10000円。今日時点ではこれが圧倒的だった。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0CSVDB6LH

20240420


映画技術入門を読んだ。映画技術というか撮影技術と上映技術をフイルムを中心に解説した本。あまり今までこの辺のことを意識することがなかったが面白かった。映画界ではフイルム文化が強く残っておりデジタル撮影であってもフイルムに寄せたグレーディングをしたりというのが普通にされているそう。
そういえばフイルムで撮られた写真やなんならフイルム風加工がされたデジタルの写真についても本質的ではないと思いつつエモさと感じるところが自分にもあってこれはなにに由来するものだろうと気になっていたが映画得た感情とそのフイルムの絵が無意識に結びついているからなのかなと思った。

近所の春の雨というアンビエント系のレコード屋兼カフェで無料のライブがあったので見に行った。前半はあまりノレなかったけど後半はアルコールのせいか気持ちよかった。この二人。
https://www.ele-king.net/news/011068/

理由なき反抗をみた。確かにジェームズディーンは魅力的だったがあまり刺さらず退屈だった。理由あるし。

20240419


WORLD WITHOUT WORKを読んだ。テクノロジー失業について論じた本で今後起こり得る事態についてその対策を示している。大きくは以下の2つの問題になるかなと思った。

1つは富の分配の問題で、AIによって仕事が代替されれば多くの人間は失業して賃金が得られなくなる一方、その生産手段を所有する資本家に富が集中し格差が拡大する。これは労働を前提とした今の社会福祉を拡充するだけでは対応しきれない。例えば所得税は労働者がいなくなれば成り立たないし生活保護も正当な理由なく就労しない者は認めないというスタンスである。そのために従来型資本に対する徴税の仕組みを構築しベーシックインカムを導入するというような新たな分配の方法を計画する必要があるという話になる。ただ筆者の提案するコミュニティの認識を通じて"活動"に価値を割り当てるCBIは人気投票で所得の分配を行うようなものでこれはディストピアだなという予感がした。まだ市場原理に任せた方がマシなのでは。

2つめには生きがいの問題で、仕事によって生きがいを得ている多くの人間はどうするのかという。ただ狩猟採集時代は意外と労働時間は短かったという事実からジェームズスーズマンによる「我々には労働によって定義されない充実した人生を送る能力が十分に備わっている」との指摘は希望だと感じた。筆者は政府が人々の生きがいに積極的に介入するべきと主張しているがむしろこれは生物としての人間の本来的な在り方に戻るわけで、労働は善であるというイデオロギーから解放されれば色々と策を講じるまでもなく人々はすんなり適応できるのではという気もした。

20240416


カメラとレンズのしくみがわかる光学入門を読んだ。イラストの感じからパッと見は子供向けっぽいが内容はちょうどよかった。
色収差の補正がレンズ設計の難しさの1つならモノクロ専用にレンズ設計をすればこれを無視できるわけで性能はどの程度向上させられるかなど気になった。またカラーフィルターを取り付けたレンズで撮影すれば原理的には色収差がなくなるので画質が向上するものだろうか。Bayerだと1色以外の画素を捨てることになるのでそちらのデメのが大きそうだがFoveonであればその問題はないはずなのでいつか試してみたい。

20240415


バーに行った時のウイスキーが美味しかったので趣味としてはじめようかと思ったもののバーは高いし、買うにも最低単位が1瓶なので色々試すには不便という問題に気付いた。そこで味の趣味としては代わりに1缶単位で買える上に値段も知れてるクラフトビールがいいのではと思った。
比べるためには味を記憶ないし記録している必要があるわけでこれはどうするべきなんだろうか。ソムリエはどうするかというと味を構成する要素となる表現を記憶しておきその組み合わせによって味を認識しているところもあるっぽい。確かにウイスキーもバーテンダーから味についての形容があったものについては何となく覚えている気がする。結局人は言語の檻から脱することはできないのか。ただ自分を鑑みるとモノによっては視覚的なイメージと紐づいている部分もある気はする。またこういう話になると母語によって味覚に差が生れるのかというようなことが気になってくる。ソムリエの表現として「猫の尿」「濡れた犬」「腐葉土」などがあるらしくネタにされているようだけど識別が上達しても食の満足度としては下がるということが起こりそうだなと思った。