20240506
ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?を目当てに国立西洋美術館に行った。現代美術作家に西洋美術館所蔵の作品と合わせて展示してもらうことによって現代美術にとっての西洋美術館の価値を明らかにするという趣旨のようだが作家の選定が恣意的な以上まあそれっぽくはなるだろうなという感じ。むしろこの展示では現代美術の領域が西洋美術の権威主義に侵食されているようなものでこれでいて自己批判みたいなスタンスなのはちょっとキモいなと思った。純粋に作品としては全体的に見ていて楽しかった。中林忠良、坂本夏子がビジュアルとして印象に残った。
https://bijutsutecho.com/magazine/news/report/28609
ついでに常設展もいった。普段展示に行くときはその人を少しは予習していくので色々思う余地があるのだけどこう雑多に並べられていると前の展示で飽きてきていたのもあり漫然と見て終わってしまった。またこっちは建築としての西洋美術館を見ておくという目的でもあり。当然本物のLC1、LC2でしっかり寛げてそれもまたよかった。