20240616
雨の日は会えない、晴れた日は君を想うを観た。2回目。これもファイトクラブと同様に資本主義、消費社会に犯された主人公が代償行為?によって主体性を取り戻していく物語と理解した。主人公の行動が絶妙な塩梅で深く感情移入してしまう。資本主義のメタファーである自宅を破壊しつくした後に死んだ妻への手向けに資本主義に破れたメリーゴーランドを再生するというラストは最高のカタルシスがある。
邦題で敬遠していたのでもったいないなと思う。とはいえDemolitionを単に訳して"破壊"も違うなとは思うので難しいな。