20250414

Posted on Apr 14, 2025

「ウォーリー」をみた。

全編を通して2001年宇宙の旅のオマージュを強く感じる。
オートのビジュアルは明らかにHALだし。

特に印象的なのは船長が暴走したオートを停止するために立ち上がるシーン。
そこでは「2001年宇宙の旅」の冒頭、類人猿が道具を使い始め直立歩行を行う人へと進化するシーンで流れる「ツァラトゥストラはかく語りき」が使われている。
人類が発明した道具の支配によるある種の退化から、再び主体性を取り戻し直立歩行へ戻るというその対比が象徴的。

大統領?からの船長へのビデオメッセージが実写であるところでなんでだろうと思ったが後に歴代船長が実写から徐々にメタボなCGキャラに変貌していくシーンで納得。笑った。
CGアニメならではのメタ的な演出でおもしろい。

ユートピアを捨てる選択に皆が無邪気に受け入れる潔さが清々しい。
船長がこのままでええやん的ななスタンスでグダるシナリオを想定していたのでいい意味で裏切られた。